あらたな旗艦店「ダミアーニ 銀座タワー」が銀座の中央通りに誕生

1924年、エンリコ・グラッシ・ダミアーニ氏がイタリアのヴァレンツァで創業し、現在は3世代目である3人の姉兄弟らで家族経営を続けているダミアーニ。世界的なジュエラーのなかでデザイン、制作、販売を一貫して手がけ、いまでも創業者一族が経営を続ける数少ないブランドだ。モダンで革新的なデザインと厳選された素材を用い、すべて職人が手作業で仕上げたジュエリーは“メイド イン イタリー”の精神が宿っている。ブラッド・ピットやグウィネス・パルトロー、シャロン・ストーンをはじめ、多くのスターたちがダミアーニのピースを愛用している。

昨年、ブランド創設90周年を迎えたダミアーニ。100周年に向けて次なる10年の幕明けとなる今年、ラグジュアリーショップが集まる銀座の中央通りにあたらしい空間を誕生させた。ブティックとオフィスを併設した9階建ての「ダミアーニ 銀座タワー」は、上品なブロンズとゴールドを基調としたインテリアで、ブランドが初採用したハニーカラーの大理石のフローリングとマッチして、コンセプトである地中海の温かみを表現。

10周年記念限定モデルのコンセプトはブラック・パンサー

2005年に誕生した「ガランテ」に誰もが衝撃を憶えた。それまでのセイコーの王道デザインとは、まったく異なるようなものだったからだ。なぜ、「ガランテ」が誕生したのだろうか。そこには、セイコーのあらたな挑戦があった。

一般的にスポーツウォッチとは、プロダイバーや冒険家などが使用し、過酷な使用に耐える腕時計のことだった。しかし、ライフスタイルの変化によりスポーツウォッチの概念が一変。非日常での感情の発散を楽しむ腕時計に変化しつつあった。そこでセイコーは、自己の解放に関わるすべてのことを「スポーツ」と定義づけて、これまでにないスタイルの腕時計を開発していった。

あらためて「ガランテ」の原点を振り返ってみよう。ガランテとは、「すべてのコト・モノ・ヒトに対して自分らしく接する」、「異性の意識を自分の個性で引きつける」という意味のイタリア語に由来している。セイコーが模索していたのは、現代にマッチしたスポーツモデル「ガランテ」だった。

今回発表された10周年記念限定モデルのコンセプトは「BLACK PANTHER(黒豹)」。2007年に発表された初代クロノグラフモデルをベースとし、「黒豹」のような強靭さと妖艶さを醸し出すデザインとなっている。

自由自在に身につけられる繊細でエレガントな輝き

今回、初披露となる箔アクセサリー「HAQUA」は、化粧品容器向けの箔業界で世界トップシェアの和信化学工業との協業で生まれた新感覚のボディジュエリー。デザインコンセプトは、「箔(haku)+水(aqua)」。繊細でエレガントなデザインが特徴で、本物のジュエリーのような洗練された輝きを放つ。

シンプルな単色メタルカラーの箔ジュエリーは、季節を問わず活躍できる。「HAQUA」はシール状になっていて、好みの長さにカットすることで、ブレスレット、アンクレット、リングなど、アクセサリーのタイプをコーディネートや気分に合わせて形を変えることが可能だ。

水に強く、使い方や季節によっては一週間ほどそのまま使うことができ、いまの季節ならビーチや野外フェス、マリンスポーツなどのアクティブシーンで身につけるアクセサリーとしても重宝しそうだ。金属アレルギーなどで、ふだんアクセサリー着けることが難しいひとでも楽しめる。形状も、身につける場所も、そして着けるシーンも選ばない。

ホワイトボードを使った幾何学の講義をイメージ

2015年のフォルティスの限定モデルは、コンセプチュアル・アーティスト、ロルフ・ザックス氏がプロデュースするアーティスティックな時計だ。

過去にザックス氏がフォルティスのためにデザインした時計は、黒板にチョークで文字を描いたような「IQウォッチ」、風防が凍りついたような特殊加工を施した「フリッソン」がある。どちらも手書きの図案をそっくり転写した文字盤が、ユーモラスなアートを解する人々の心を射止めた。そして、2015年、今度は、さまざまなカラーペンでラインや文字を書き込み、まるで幾何学の講義をした後のホワイトボードのような文字盤を製作。この文字盤に描かれたフォルティスのロゴも、ザックス氏が自ら書いた。

ホワイトボード部分には夜光が塗布されており、暗闇では文字盤自体が青白く輝き、針だけでなく、描かれているグラフィックや文字が幻想的な影となって浮かび上がる。現代的でポップなアートと腕時計の融合は、実に楽しく、独創性を極めている。

タキシードにも合う古典的シンプルモデル

アンティークショップで見つけてきた時計のような、抑制の効いた、しかしエレガントなスタイルの時計である。1940年代にフォルティスが製造していたドレッシーな時計に着想を得てデザインを起こしており、薄く丸みを帯びたベゼルが時計を優しく見せている。さらに、シルバー文字盤と、そのセンター寄りに施されたテクスチャーパターンの装飾が、優雅な雰囲気を醸し出している。ゴールド仕上げのドット+ローマンインデックや細身のペンシル型の時分針、さらにブルーの秒針は、程よいラグジュアリー感と気品を、この時計にもたらしている。しかも、現代の自動巻きムーブメントを搭載しながら、スリムな7.35mmのケース厚に仕上げられている。外装のアンティークライクなスタイルは完成度が高く、見事としか言い様がない。

新コレクション「テレスティス」クロノグラフ

アンティークファンなら懐かしさを覚えるようなデザインのクロノグラフ、それが「タイクーン クロノグラフ」である。タイクーンとは、“君主”という意味で、新コレクション「テレスティス」の中核機となる。

機能的でバランスの取れたダイヤルデザイン、20世紀半ばに発売された腕時計のような薄型のベゼルとシリンダー状のケース、小ぶりなインダイヤル、マッシュルーム型のプッシュボタンといった古典的デザインの要素は、ビンテージ感もタップリ。文字盤は、外周部分に落ち込むようなカーブが付いたドーム型(ボンベダイヤル)で、これもクラシカルな時計に見られた作りだ。採用されているアンスラサイト文字盤は、優雅で落ち着きがあり、その名に違わぬイメージを醸し出している。ムーブメントは、クロノグラフの名手、デュボア・デプラ社製で、信頼性の高いメカニズム。クラシカルな装いに似合うクロノグラフを探している人にお勧めしたい1本だ。

1970年代のインダストリアルデザインがモチーフ

その姿を見て驚かされるのは、大型の横レクタンギュラーのスタイルである。横幅は62.75mmにもおよぶ。この大型ケースの約3分の1のスペースは、トゥールビヨンキャリッジを格納するスペースだ。

ケースの前後および右側面はサファイアクリスタルで覆われたシースルーとなっており、その精緻な動作をどこからでも鑑賞できる。また、時刻表示部分の6時位置底面には、90時間におよぶ長大なパワーリザーブのインディケーターが配されるなど、機能の高さとユニークさに事欠かない。

このダイナミックなデザインは、1970年代の家電製品やトラベルウォッチに着想を得ており、「アンジェラスが操業を停止せず、独創的な時計を作り続けていたら」という仮定に立って開発が進められたという。それゆえ、アヴァンギャルドななかに、どことなく懐かしさを感じさせる印象があり、伝統ある名門ブランドの復活を告げるにふさわしい時計となっている。

横方向に動く液体によって、時刻を表示

HYTの時計の中身はれっきとした機械式時計だ。ゼンマイで歯車が動き、精度を脱進機によって制御している。だが、このHYTの場合、その機構の終端部にはベロー(液体を送り込むポンプシステム)がある。

このベローの蛇腹構造が色の付いた液体を押し出し、それが導管内を満たして時刻を表示する。そして、12時間経過するとこの液体は、元のベローに吸い戻されて、また同じ動作を繰り返していく。

HTYはH1から始まり、これまでH2とバリエーションを増やし、確実に進化を遂げきた。そして今年は、H2に新素材を採用したモデルとまったくあたらしいコレクションとなるH3を登場させた。

H3ケースは横に長いレクタンギュラーに。ペローはケースの上方に向かい合わせにセットされた。色の付いた液体は左から右へと導管を満たしていく。そして、6時間を経過すると一気に左側へとまた吸い寄せられる。時刻を表示する数字は、下にセットされた4面の立方体に書かれている。

それぞれの面に0~5、6~11、12~17、18~23と6時間毎の時刻のインデックスが書かれており、液体がリセットされると同時に立方体が回転。次の6時間のインデックスが上を向くという具合だ。このようにリニアで時刻を示すことは徹底していて、時計の右下側にある分の表示部分も、横一直線に動くレトログラード式の指針で表示する。これも相当に複雑な機構であり、鑑賞するに値する動きが繰り広げられる。

ヨットの舷窓をイメージしたデザインが印象的

「ニューポートヨットクラブ」コレクションは、アメリカの港町にあるヨットクラブに由来している。幅広くフラットでマット調にしたベゼルが、非常に特徴的で、これはヨットの舷窓をイメージしている。

12時位置には舵輪を彷彿とさせるアップライトインデックスを配置、上下にあるストラップのアタッチメントも、舷窓のヒンジの造形を思わせるデザインだ。

インデックスや針にも、船の形を模っていて、きめ細かなデザインだ。文字盤の発色が美しく、繊細なサンレイ装飾が好仕上がりで、文字盤をグラデーションで彩っている。このモデルは流行色であるネイビーで文字盤とストラップが統一されていて、ブランドとコレクションの持つ、海のイメージをひと際強調している。コストパフォーマンスに優れた自動巻きモデルでもあり、10気圧防水も申し分ない。機械式時計の入門者にも積極的にお勧めしたい時計である。

前代未聞の技法による文字盤が独創的

まるでウッドを敷き詰めたような文字盤に見えるが、実はそうではない。ひと目見て、そんなミステリアスな素材で彩られたフェイスに魅入られてしまうのが、この「HW ミッドナイト・フェザー オートマティック 42mm」である。

独特の質感は、実はガチョウの羽根を使用した「マルケトリ」によるもので、細木のように見えるのは、羽根の芯が折り重なっているからだ。温かみのあるカラーであり、すべてが職人の手による仕上げのため、同一モデルといえども、ひとつとして同じ文字盤はない。シンプルな2針モデルに、ハリー・ウィンストンならではの独創性が浮かび上がる。