2011年腕時計特集|世界最大の腕時計フェアより最新情報をお届け

グラスヒュッテ時計の正統派ブランド
現在はスウォッチ グループ傘下にあるグラスヒュッテ・オリジナルは、ザクセン王国の宮廷時計をルーツに、19世紀からドレスデン郊外の山間の村 グラスヒュッテで華開いたドイツ時計の栄光を継承する、貴重な時計ブランドのひとつ。第二次世界大戦後の1951年、共産主義政権の東ドイツでグラスヒュッテにあった7つの時計メーカーはひとつに統合・国有化され、国営グラスヒュッテ時計会社(通称GUB)となった。この会社は1990年のドイツ統一を機に民営化、株式会社に姿を変える。1994年、この歴史と資産を継承して再スタートしたのが現在のグラスヒュッテ・オリジナルである。

同社はトゥールビヨンや永久カレンダーなどのコンプリケーションからシンプルウォッチ、レディスウォッチまで幅広い製品ラインナップを揃え、製品を構成するパーツの約97パーセントとほぼすべてを内製するマニュファクチュール。自慢の自社製ムーブメントには、グラスヒュッテや同社の伝統ともいえるストライプ仕上げの3/4プレート(スイス製の一般的な機械式ムーブメントとちがい、地板の多くがくりぬきされないので機械的な剛性に優れる)や、精密調整が可能で見た目も美しいスワンネック緩急針が採用されている。また外観デザインも、伝統に基づいてインダイヤルや針をオフセンター配置するなど個性的。スイス時計にはない特別な魅力がある。

文字盤上でローターが踊る、ユニークモデルに注目!

しかし、OPENERS読者の男性諸氏に今年の新作からまずお薦めしたいのは、「ディオール オム」の美学から生まれたメンズウォッチのコレクション「シフル ルージュ」の新作のひとつだ。同社とムーブメント専門のマニュファクチュール・ソプロッド社とのコラボレーションで誕生した新型ムーブメント「ディオール アンヴェルセ」を搭載した、「シフル ルージュ M01 39mm」である。URL: http://www.yoshidawatch.xyz/

「アンヴェルセ(さかさま)」というフランス語のムーブメントの名前が示すように、このモデルの特徴は通常とは逆に自動巻きの回転ローターが文字盤にあるところ。ゴールド素材ならではの高貴な輝きはもちろん、高い比重から巻き上げ効率の点でも優れたホワイトゴールド素材が採用されたこのローターには、シリーズ名そのままの赤い色をアクセントにした傾斜計が設けられ、さらに計器のように目盛りと数字が刻まれており、オーナーの腕の動きに応じていつもちがった顔を見せる。機械らしさを楽しむ大人のための特別な腕時計だ。

ブレゲの革新性はとどまることを知らない

さらに2010年、「タイプXXI」は、第6世代の「タイプXXII(トゥエンティトゥ)」へと進化を果たす。これは世界初、毎時7万2000振動(毎秒20振動)という、超高速クロノグラフ・ムーブメント搭載モデルだ。振動数とは、単位時間あたりにテンプが何度左右に振れるかの数値。コマが高速で回るほど安定するのと同じで、高速で振動するテンプはより安定し、耐衝撃性に優れ、同時に精度の向上も容易になる。

超高速振動を可能にしたのは、時計の心臓部である脱進機のアンクルやガンギ車、ヒゲゼンマイに新素材のシリコンを用いた点にある。通常の金属より軽量。加工精度は極めて高く、表面は円滑で摩擦も少ない。軽く動きもスムーズなシリコンだからこそ、毎秒20振動でも、安定した駆動が適えられるのである。

URL: http://www.yoshidawatch.xyz/yoshidaw_all/05157p1.html振り返れば、創業者のアブラアン-ルイ・ブレゲは、金属温度計に用いるトレメタルをはじめ、さまざまな合金を開発し、新素材においてもエキスパートだった。そしてルイ-シャルル・ブレゲによる名飛行機「ブレゲXVI」は、当時としては画期的なジュラルミンをボディや骨格に使用し、軽量化を図って高速飛行を可能にしていた。新素材開発と高速化は、ブレゲ一族のDNA。「タイプXXII」は、それを現代に受け継ぎ、才気を具現する。

唯一無二の最高品質を誇るウイスキーだけを造る、そう心に決めている

創業者ジョン・ウォーカーの息子二代目アレキサンダー・ウォーカーは1887年にこの言葉を遺した。ジョニーウォーカーのラベルに登場する歩き続ける男の肖像「ストライディングマン」。これは飽くなき最高品質のウイスキーへの追求を表している。この信念の継承がジョニーウォーカーを世界的なブランドへと成長させた。

ブレンデッドウイスキーの最高峰、ジョニーウォーカー ブルーラベルは一万樽に一樽といわれる、熟成の頂点に達した希少な原酒だけを厳選。世界No.1*スコッチウイスキー(*IWSR 2014による)の頂点にあたる極めて特別なウイスキーだ。

190年に渡る門外不出のブレンディング技術を継承するのは6代目マスターブレンダー、ジム・ビバレッジ。彼が生み出したブレンドは、蜂蜜とフルーツによる滑らかで豊かな味わい、次に訪れるウッディーな香りとわずかなスモーク香が心地よい余韻へと導いてくれる。

個性の強いシングルモルトは贈る人が限られるが、ブレンデッドのバランスが取れた芳醇な味わいは贈る人を選ばない。極上の味わいには誰もが心を奪われることだろう。

思い出に残るギフト、その希少性の証として、すべてのブルーラベルのボトルにはシリアルナンバーが記載されている。

神秘性、希少性、香水のボトルを彷彿とさせるブルーのガラスに琥珀色の液体が映えるボトルデザイン、高貴さを意味する「青(ブルー)」を冠したスペシャルボトルは、唯一無二の究極のギフトとして人々の記憶に残るに違いない。

 

アポロ15号月面着陸40周年を記念したアニバサリーモデル登場

オメガ スピードマスター プロフェッショナルに、アポロ15号の月面着陸40周年を記念したアニバサリーモデルが登場。月面に降り立ったその記念すべき年にちなみ、全世界で1971本という数量限定だ。

「月に降り立つ」という人類の長年の夢を実現したNASAのアポロ計画。1961年から72年にかけて実施され、計6回の月面着陸に成功。その夢のような話に世界中は沸き返り、半世紀が経過した現在でも、映画『トランスフォーマー』や『月に囚われた男』などのテーマにされ、人々の心を掴んでやまない。それだけ人類の記憶に残る、衝撃的な出来事だったのだ。

そのアポロ計画において乗員たちを影で支えたのが、65年にNASAで正式採用されたオメガのスピードマスター プロフェッショナル。ムーンウォッチの愛称でも有名だ。

そんなスピードマスター プロフェッショナルに、すべてのアポロ計画のなかでも最も感動的な場面のひとつと言われている、アポロ15号の月面着陸40周年を記念したアニバサリーモデルが登場。全国のオメガ ブティック及び取り扱い店舗にて、世界で1971本の数量限定で発売されている。

このスペシャルモデルは、スピードマスター プロフェッショナルの機能性はそのままに、エミリオ・プッチがデザインしたアポロ15号のミッションパッチをデザインソースに作られたもの。分の目盛りは青、白、赤の3色で彩られ、さらにスモールセコンドのサブダイヤルを青、12時間積算計を白、30分積算計を赤で縁取り、スピードマスター プロフェッショナルのモダンなデザインに華を添えている。

 

3層構造の新コーアクシャルエスケープメントを採用

オメガは今も昔もスイス時計を代表する偉大なブランドだ。1848年の創業で早くから名声は確立されていたが、伝説的な存在となったのは、1930年代から60年代に開発された防水時計「シーマスター」や精度を追求した「コンステレーション」など数かずの傑作による。とくに1940年代から60年代半ばには、スイスの天文台が主催するクロノメーターコンクールでつねに優勝か上位を占め、腕時計にとって一番大切な「時間精度と信頼性を極めた、もっとも信頼できる時計ブランド」として、その製品は日本をはじめ世界で憧れと羨望の的となった。

そしてオメガはいま再び、他社に大きく先駆けて製品に導入した、伝統的なレバー脱進機に代わる精度と信頼性に優れた次世代脱進機「コーアクシャル・エスケープメント」と耐磁性、耐衝撃性に優れたシリコン製ヒゲゼンマイに代表される新技術、新素材で、かつての栄光に連なる、しかしあたらしい名声と栄光を確立しつつある。その象徴が、今年の新作のハイライト「シーマスター プラネット オーシャン クロノグラフ」だ。

このモデルに搭載されている新型クロノグラフムーブメント「キャリバー9300」のコーアクシャルエスケープメントは、これまでの2層構造よりさらに精密で耐久性、エネルギーの伝達効率に優れた3層構造。そして垂直クラッチを採用したクロノグラフ機構のコラムホイールも従来の2層構造から3層構造のものとなり、針飛びがなくスムーズな動力伝達と確実な操作、高い信頼性を実現している。さらにヒゲゼンマイはシリコン製ヒゲゼンマイに。ダイバーズモデルに欠かせないアワーマーキング用の逆回転防止機構付きのベゼルも、写真のブルー文字盤&ブルーベセルのモデルにかぎってだが、ベゼル素材が硬度と耐久性に優れた、セラミックとジルコニウムをベースにした非晶質合金「リキッドメタル」を採用する。このモデルは、技術力でつねに時計界をリードしてきたオメガのDNAをまさに体現する新作なのである。

ファーストネックレスにふさわしい、優雅で気品に満ちたパール

ネックレスセット「Étrenne(エトレンヌ)」は、フロント部分のサイズをほぼ均一に揃えたネックレスと、ネックレスとサイズや色、光沢を揃えたイアリングとのセット。創業以来、厳格に守り抜いている独自の品質基準でパールジュエリーをつくりつづけているミキモトならではの品格が伝わってくる。

パールのクオリティは、まろやかな光沢、真珠層の厚さ(巻き)、真円”に近いかたち、キズの少なさの要素が重視されるが、ミキモトは、1893年に御木本幸吉氏が世界ではじめて真珠の養殖に成功して以来、その価値と品質、そして美しさを徹底的に追求している。

ファーストネックレスにふさわしいパールジュエリーセット「Étrenne」は、フォーマルなシーンにはもちろん、普段着での上質なシャツやニット、ワンピースなどのコーディネイトにも使いこなせて、装いのシーンをワンランク華やかに彩ってくれる。URL: http://www.yoshidawatch.xyz/yoshidaw_all/?ps=ps1

複雑時計もハイジュエリーも充実

複雑時計の未来に挑戦する「オーパス・シリーズ」第11作目となる「オーパス11(イレブン)」は、独創的なプラカード式の時表示機構で、過ぎゆく時の数字が爆発するようにバラバラになり、またやってくるあらたな時の数字がまるで魔法のように一瞬の混沌からあらわれる独創的な表示機構を搭載。

またトゥールビヨン機構の魅力と可能性を追求する「イストワール・ドゥ・トゥールビヨン」コレクションからは第2作となる「イストワール・ドゥ・トゥールビヨン2」が、先端素材ザリウムをケースに使った「プロジェクトZ6」からは表面硬度や耐蝕性を高める効果もあるDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)コーティングをケースにほどこしたブラックエディションが登場。

レディスウォッチの分野でも、定番「ザ・アヴェニューC」にバゲットカットのダイヤモンドを贅たくに使ったハイジュエリーモデルをはじめ、美と贅を極めたタイムピースが例年同様に発表されている。

いつも来場者を魅了する充実のコレクションに、これまでにない魅力的なコレクションがあらたにくわわったということで、ハリー・ウィンストンの時計メゾンとしての地位はさらに揺るぎないものとなったと言えよう。

被災地への支援を! 「永遠のきずな」をイメージしたコードブレスレット

フォーエバーマークの人気コレクションである「エンコルディア™」。古代ギリシャより“もっとも強い結び目=きずな”の象徴として知られるヘラクレスノットにインスピレーションを受けたコレクションである。柔らかな曲線を描く結び目がふたりの「きずな」を表現し、結び目の中央に配されたフォーエバーマーク ダイヤモンドがその結び目を永遠につなぎとめる――そんな意味が込められている。

今回、新作として発表されたコードブレスレットはピンク、オレンジ、白、ブルー、黒の5色展開(ピンク、オレンジは2011年9月末までの限定発売)。

気軽に着けられるデザインでありながら、ダイヤモンドの輝きがラグジュアリーな雰囲気を添えるブレスレットは、お気に入りの一色をシンプルに着けたり、重ねづけして個性を出したり、さまざまなバリエーションを楽しめるアイテム。

このコードブレスレットは4月中旬より、全国のフォーエバーマークの認定ジュエラーにて販売される。
また、このたびの東日本大震災を受けて、コードブレスレットの売上金の一部が被災した子どもたちの就学と心のケアをサポートするために寄付されることも決定。デビアスグループの筆頭株主であるアングロ・アメリカン社は東日本大震災の被災地支援を目的に日本赤十字社に義援金500万ドルを提供するとも発表。

永遠の輝きを保つ、セラミックスウォッチの進化形━━ラドー

1957年「ラドー」をブランド名に掲げて以来、同社は革新性をアイデンティティとしてきた。意欲的な新素材開発と、モダニズムを追求したデザイン性こそが、ラドーのオリジナリティ。セラミックスウォッチでも先鞭をつけた同社の新作は、かつてない硬さと輝きをロレックススーパーコピー時計に与えた。

時を遡ること、はるか1万数千年前、今の中国湖南省で、ロシアのアムール川流域で、そして日本で、先人たちは土を練り、成形し、火にくべて焼き固める技法を生み出した。すなわち土器である。その技術を長い年月をかけて洗練させたのが、現在の陶磁器であり、同時に土器は、工業用に用いられるハイテク素材セラミックスのルーツでもあるのだ。

プリミティブな土器も、最新技術のセラミックスも、原料を成形し焼結させる過程は同じ。ただセラミックスは土に代わり原料をケイ素やジルコンほか多様な金属粉とし、超高圧で型に押し込み、1,400度を超える高温で焼成することで、高硬度な組成とする。原料の組み合わせによって、多様な性質や硬度、色などを得ることも可能だ。