ただのコラム スイスメイドの定義 SWISSMADE

スイスメイドと聞くとほとんどのパーツがスイスで製造されたものと受け取るのが一般的ですよね。しかし実際には某R社のダイアルなどは日本で作っているものもありますし、他メーカーにおいても昨今ではコスト削減のためパーツをアジア、主に中国などで生産し、スイスで組み上げる手法が増えてきているそうです。スイスで組み上げればパーツは全部中国産でもスイスメイド扱いなのか?という疑問がでてきますが、コレはさすがに”NO”です。スイスメイドと記載してよいのはスイス製造の割合が51%以上、つまり半分以上がスイスで製造されればスイスメイドを名乗ってもよいそうです。

次に「何を持って半分以上なのか?」という疑問が湧いてきます。パーツ数?重さ?とか考えてしまいますが、これがなかなかおもしろいもので「コストの半分以上」という設定だそうです。実はここがミソなんでしょうね(笑)

例えとして100種類のパーツからなる時計があるとして、No.1~99までの99種類のパーツをコストの安い中国で製作し、。残りの1種類をコストの高いスイスで作ったとします。通貨はドルで統一します。どこのドルでも構いませんし別に円でもいいです。あくまで例ですから細かい突っ込みはナシにしてくださいね(笑)

パーツNo.1~99(中国で生産):10ドル x 99個 = 990ドル
パーツNo.100(スイスで生産):1000ドル x 1個 = 1000ドル

パーツ1~99までは中国で生産し、全部で990ドル。パーツ100はスイスで生産し1種類で1000ドル。というわけで全体のコストは1,990ドルです。コストだけを見たスイス製パーツの割合は見事に50%を超えましたのでこの時計はスイスメイドとなります。

これは何も時計だけに限った話ではありません。メイドインジャパンのPCについても台湾製チップなどが大量に載っているわけで、組み上げを日本で行えばメイドインジャパンになります。中国産などにいいイメージがない方も多いのでしょうが、品質管理がしっかりしていればそこまで悲観的になることもないのかなとも思います。とはいえ、決して安くない定価設定をしているにも関わらずコスト削減を謳う事に違和感を感じてしまうのは私だけでしょうか。

 

チェリーニの立ち位置2015年2月13日(金)信頼度★★★★☆

今日はチェリーニコレクションから特に2014年のバーゼルで発表されたモデルについてです。タイム、デイト、デュアルタイムと3種類ありまして、それぞれにホワイトゴールドとエバーローズゴールドの設定があります。さらにダイアルが白黒2種類用意されていますので全部で12種類あるというわけですね。

先日とある正規店で聞いたところによると、このチェリーニは1本づつの発注ができないそうでロットでの注文になるそうです。全12本セットじゃないと仕入れができないのでなかなか大変だそうです(笑)ロレックスをダース買いとは豪気ですねぇ。さてそんなチェリーニはあまり話題になりませんが、先日の価格改定でどう変わったのかも聞いてきました。

チェリーニは据え置きだそうです。一部女性用クォーツなどに値上げされたモデルもあるそうですが、タイム・デイト・デュアルタイム・プリンスなどは据え置きされました。オイスターコレクションは2014年モデルも値上げされましたので狙い目はチェリーニコレクションといえるかもしれませんね。まあ、気に入ったものを買うのが一番ですがね(笑)

 

壁掛けカレンダー Rolex Wall Calender

正規店などで配布される販促用の壁掛けカレンダーです。2カ月表示ですが1カ月づつスライドしていきます。当月は濃いフォント、翌月は薄いフォントで書かれていますのでわかりやすいですね。景色も美しく素晴らしいカレンダーだと思いきや・・・横書きカレンダーになれている方は注意が必要です。縦書きのカレンダーなので1週間をみるのに縦に見ないといけないので非常に見づらいんです。というか、普通カレンダーは横書きですよね(笑)

日本国内で配布されているものに関しては、曜日や月の表記は英語ですので使用上特に問題はありません。世界一のロレックス市場である香港では漢字表記のカレンダーもあります。さらに12か月分のページがありますが、時計に関する写真は1枚もありません。

正規店で11月頃から頂けるようですが、誰でももらえるわけではないようです。正規店から直接自宅に送られるケースもあるようですね。この悪魔のような(失礼)カレンダーですが使いづらくても欲しくなるのがコレクターというもの。コレクションしてもいいのでしょうが、嵩張りますのでストック場所の確保が必要です。

 

ロレックスニュース! 国内正規販売店の悲劇

2015年2月9日(月)信頼度★★★★☆

2月1日から国内の正規販売店に衝撃が走りました。というのも日本ロレックスはこの度国内販売店のランクを大幅に見直したからです。売上高などでランクが付けられるのはまあ致し方ないのかなと思いますが、実際に売り上げはもちろんの事、店舗またはブースの意匠や他ブランドとの位置関係にまで細かな決め事があるそうです。その通りに改装して毎日技術者を配置し一定数以上の在庫をするなど、様々な決まりをクリアすれば晴れて特Aコンセプトショップとなるそうです。

福岡市でいうと特Aは三越のみ、大丸、岩田屋はAという位置づけでしたが、2月以降市内のAコンセプトは三越と岩田屋のみになってしまいました。Aコンセプトであればそこそこプロフェッショナルモデルも入荷できるのですが、B以下だと人気モデルの入荷はほぼ絶望的だとか。今回全国的にかなりの正規店が格下げを喰らったそうです。中には店舗など改修して条件をクリアしたにも関わらず格下げされた店舗もあるとか。
Aのショップが減ってBのショップが増えたそうですが、今後日本国内でプロフェッショナルモデルの正規流通が減っていくのかもしれません。となるとデイトナのように並行の方が高価なモデルが増えるのかもしれませんね。

転売問題はロレックスだけではなく、玩具や他の商品でも起っていることです。転売屋が買い占めることで1次販売店は売り切れますから本当に欲しい人に行き渡りません。どこの正規店にも売っていないものだから、時計であれば並行ショップ、他の商品であればネットオークションなどで高額なプレミア付きを買うことになります。時計に微塵も興味を持たない転売屋は儲かりますが、メーカーも1次販売店も購入者も誰一人として得をしません。

プレミアムはその商品の人気を指示すバロメーターであると同時に、その人気を衰えさせてしまうことにもなりかねないまさに諸刃の剣です。事の重大性を日本ロレックスはしっかりと理解しているのでしょう。転売対策とユーザビリティの程よい落とし処を模索しているのかもしれませんね。